産後の体づくりで大切なこと

出産を通して体は大きな変化を経験します。

「早く元の体型に戻したい！」と思って腹筋を頑張りたくなるかもしれませんが、

実は、

産後の体は直す順番がとても大切なんです。

ポイント１

妊娠中、お腹が大きくなることで、真ん中にある腹筋(腹直筋)が左右に広がります。

これを腹直筋離開といい、

この状態でいきなり腹筋運動をするとお腹がさらに前にポコッと押し出され、

腰痛やぽっこりお腹が戻らない原因になったりします。

ポイント２

赤ちゃんを支えていた骨盤の底にある筋肉を骨盤底筋といいます。

出産（経腟分娩でも帝王切開でも）によってこの筋肉は伸びて弱くなり、

尿もれ、下腹ぽっこり、姿勢のくずれにつながりやすくなります。

なので産後はまず骨盤底筋から使っていく必要があります。

ポイント３

その他には妊娠中にお腹が大きくなるため横隔膜が上に押し上げられ、

胸で浅く呼吸しやすい状態になります。

肋骨が広がったままなので深層部にあるお腹の筋肉(腹横筋)が働きにくい状態です。

産後のピラティスでは呼吸を整え骨盤底筋を使い、その後にお腹の深層にある筋肉(腹横筋)を使えるようにしていきます。そして肋骨と骨盤のバランスが戻ればお尻・股関節まわりの安定を作るといった準備で体をつくっていく必要があります。

インナーマッスルにアプローチできるピラティスは実はとても有効なんです。

ピラティススタジオclaro千種店　井村